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母とコーヒーカップ

僕が札幌を離れて約10年近く経ちます。

事の発端は

「美容師としての自分の実力を試したかったから」

そういう理由。

3年間東京や名古屋で働いたら札幌に帰って自分で店をやると決めていました。

しかし、東京、名古屋、と拠点を変え自分の実力がわかったら、今度は実力を上げることに没頭するようになり、3年で帰るという目標が変わり、現在はこうして名古屋でお店を持つことになりました。

札幌を発つ当初、僕は母と、ある約束をしていました。

『修業が終わったら僕が札幌で美容室を開業し、その片隅で小さなコーヒー屋を母がやる』

そういう約束をしました。

母は元々喫茶店で責任者を任されていたこともあり、昔からコーヒーが好きで朝は必ずサイフォンで入れたコーヒーを飲むという事を今でも続けています。

その約束が果たされていない今では、実家に帰るたびに

「あなたはいつ帰ってくるの?」

と悲しそうな顔で言われます。もうあきらめてるとは思いますが(笑)

ただ、僕は札幌で店を持つことは今は考えてはいないけれど、現在は定期的に『ユメハコビ』という個人の活動で札幌でお店を貸してもらって、札幌でお世話になった人たちをカットなどさせてもらっているので、その時にだったり、逆に母を定期的に名古屋の僕の店に呼び、一つのイベントとしてサイフォンでコーヒーを入れてもらうという事は出来ると思ってるんです。

形は違うけれど、やり方次第である程度叶うんじゃないかと思いました。

そこで、ある事を妻が提案してくれました。

「お母さんにコーヒーのカップとかを選んでもらえば?」

確かに…それは面白い、そう思いました。

自分のお店に母の選んだコーヒーカップが並ぶ、それは僕にとって大きな一歩だと思いました。

そしてつい最近、母の選んだコーヒーカップが届きました。

どんな思いでお店を選び

どんな思いでコーヒーカップを選び

どんな事を想像して僕の元にコーヒーカップを贈ったのだろう?

そう思うと何とも言えない気持ちになります。

今年中に母が名古屋に遊びに来るそうです。

その時にイベントと称して、母がサイフォンで入れたコーヒーを、たった一人にでも提供出来たとしたら

僕と母の小さな夢が叶うかもしれません。

そう思うと、僕は楽しみで仕方ないのです。

神 将生

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